ブリュッセル  その4  国際俳句協会創立25周年シンポジウム

スウェーデンEU本部にてのシンポジウムの模様です。「欧州と日本の俳句」という題で午前10時から午後5時まで日本からの代表団、ヨーロッパ各国からの俳人たち、NHKなどのメディアを含め、盛大なイベントが開催されました。昨日少し報告を書きましたが、詳しい1日の流れです。

有馬先生、西村我尼吾さんのお話の後、ドイツのクラウス・ディーター・ヴィルトサンからヨーロッパの俳句の流れについてのスピーチ。

まずは北斎などの浮世絵に代表されるエキゾチックなオリエンタル文化に関する興味が高まって俳句への関心が生まれたようですが、1990年代017には各国で俳句協会が作られ、活発な活動が始まります。

基調講演はEU大統領であるヘルマン・ファン・ロンバイ氏。政治家でもあるロンバイ氏が俳句はクラシック音楽のように万国に共通すること、日本とヨーロッパの諸国の架け橋となることなどをご自信の作品の紹介などについてお話をなされました。有馬先生からの「なぜ、ヨーロッパの伝統的な詩形ではなく俳句を選んだのか」という質問に対し、短い中に自分の表現したいことを適確に伝えられる俳句は自分にぴったりあったギフトであると答えておられました。

続いて駐日スウェーデン大使のラーシュ・ヴァリエ氏からスウェーデンの俳句活動についてのスピーチ。日本語も堪能な大使からスウェーデンの俳人たちの作品の紹介も含めてお話がありました。これからもスウェーデンという自然に恵まれた国で俳句はさらに開花していくでしょう。

続いて有馬先生からの日本の俳句についてのスピーチ。虚子の去年今年の句を紹介する時にはどこで入手なさったのか、「貫く棒」のごとき木を手にもって演出力もなかなかなもの。ご自身の句も含め、色々な俳人の句を紹介しながら自分は海外に多くでかけ、日本以外で句を作ることも多いが、季語を探すことには苦労しないもおっしゃっておられました。

オランダからはマックス・ヴェアハルト。オランダを代表する詩人や作家など、いわゆるメインストリームと呼ばれる人たちは俳句をどうとらえているのかをユーモアを交えながら紹介。「シラブルを数える声が大きすぎて目がさめた」いう句(と作者本人が呼んでいるのかは疑問もあるようですが)などもあり、苦笑いも。

この後再びクラウスが登場してドイツの俳句について紹介。ここで猛烈に眠くなり、内容をあんまり覚えてないのですが、質疑応答で「ドイツには3つの俳句のタイプがあって、ひとつは伝統的なもの、二つ目はフリースタイルと呼ばれるシラブルを数えたりしない自由律すたいる、三つ目はゲンダイと呼ばれる前衛的なスタイル」と説明していたのが、アメリカの俳句の流れとも似ているな、と思いました。

この後、コーヒーブレークがありました。(レポートも一度休憩。)

 

(青柳 飛)    1・25・2014

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